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日本の海上自衛隊は、厚生労働省が実施している「ソロモン諸島における戦没者遺骨収集事業」に協力するために、御遺骨を護衛艦「たかなみ」で日本まで送還する事を発表した。
厚生労働省は外務省と防衛省の協力の元で、パプアニューギニアの東に位置する太平洋戦争で激戦となったソロモン諸島において戦死した人達の御遺骨の帰還事業を実施している。今回は、9月4日から10日までの間に厚生労働省による遺骨収集の派遣団が収容し在ソロモン日本大使館に仮安置した124柱の御遺骨と、11月27日から12月5日までの間に戦没者の遺骨収集の推進に関する法律に基づき厚生労働大臣の指定を受けた一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会が収集した御遺骨が帰還する。
海上自衛隊では乗員が約190人となる護衛艦「たかなみ」をソロモン諸島ホニアラ市ホニアラ港まで派遣する。艦内にソロモン諸島において収容された御遺骨を安置し、日本へ送還する。護衛艦は15日に横須賀港に帰港し、14時30分から横須賀港で遺骨引渡式が行われる予定である。