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国土交通省は、訪日外国人旅行者が手ぶらで観光できる環境を整備するため、手ぶら観光カウンターの整備や機能強化等を行う民間事業者等を対象とする補助事業を実施する事を発表した。
国土交通省は、日本に訪問する外国人観光客などが鉄道駅等で大きな荷物を持ち運ぶ不便を解消する事を目的として、駅・空港・商業施設等において荷物を一時預かる、もしくは目的地へ配送する「手ぶら観光」を推進している。10月末の時点では、手ぶら観光カウンターの設置箇所は、日本全国で135カ所(東京都:37カ所、千葉:20カ所、大阪:20カ所など)となっている。近年では北海道マリンパーク・信州いいやま観光局・ASO田園空間博物館などにおいても、手ぶら観光カウンターが設置されていた。
国土交通省は、2020年に東京オリンピックが開催されるまでには更なる環境整備が必要と判断し、外国人観光客の地方訪問を更に促進させる必要があると判断したことにより、新たな補助事業を実施する事を決定した。今回の補助事業では、認定された事業に対して手荷物集荷場・受渡場の整備や機能強化等に対する補助が実施される。