アメリカ・アセアン首脳会談、南シナ海の領有権問題が議題に

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画像提供:アメリカ国務省(ラオスに到着したケリー国務長官)
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アメリカ政府は、アセアン加盟国から首脳を招き、アメリカ政府とアセアン加盟国との間の交流を深めることなどを目的としたアメリカ・アセアン首脳会談をカリフォルニア州ランチョミラージュのサニーランズで15日から16日の日程で実施していることを発表した。

アメリカ国務省の発表によると、今回の首脳会談は両国間の友好関係を強化し、貿易・文化・人的な交流を深めることを目的としており、特定の国および特定のテーマのみを扱う会談では無いと発表している。他の地域などで、アメリカ政府とアセアン各国の首脳が話し合う機会は今までもあったが、アメリカにASEAN加盟国の首脳を招へいして行う会議は、今回が初めてのものとなる。オバマ政権では、アジア地域を重視していることからも、今回の首脳会談が実施されることとなった。

アメリカ国務省の発表では、特定のテーマのみを扱う会談では無いと表明しているが、今回の会談では南シナ海の領有権問題が大きく取り上げられる見込みである。特に中国政府と争っているベトナム政府・フィリピン政府をアメリカ政府は支持・支援していることからも、他の8カ国に対してもベトナム政府・フィリピン政府を支持するように呼び掛けるとみられている。アメリカ政府では、この首脳会談に先駆けて、ケリー国務長官が1月24日にラオス、25日にカンボジアに訪問しており、両政府の現状の親中の立場に考慮しつつも、南シナ海の領有権問題に対しては、この立場を改めるように呼び掛けていた。

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