神奈川県の会議で県立高校での母語授業の実施検討、外国人の保護者は忙しいためと

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黒岩知事の神奈川県が設けた会議では、外国人の保護者は仕事や生活に追われ家庭内で母語・母文化教育を実施するのは難しいため、外国人の子どもなどに対して県立高校での母語授業を実施できないかとの検討を進めていることが明らかになった。

神奈川県では、外国籍県民の県政参加を推進し、外国籍県民が自らに関する諸問題を検討する場を確保するとともに、ともに生きる地域社会づくりへの参画を進めるため、外国籍県民かながわ会議を設置し、定期的に会議を実施している。

この会議の第13期における第4回目の会議が8月24日に開催されていた。その際に使用された提言構想メモによると、「母語(継承語)・母文化教 育の機会を保障し、子どもたちのアイデンテイテイを育成するための仕組み作り」が検討されている。

この構想では、「幼少期から母語・母文化に触れ、勉強できる場を保障する事業の構築」「県立高校での母語授業の実施。*第2外国語ではなく『母語(継承語)授業』 外国人コミュニテイや外国につながりのある人材を活かせる場として講師の育成も視野に入れたい」を目的としている、

理由は、【現在、神奈川県に住んでいる外国につながる子どもの数は、増加しています。親が来日して生活基盤を作り、子どもを呼び寄よせることも多くなってきています。来日後、日本での暮らしを続ける子どもたち、また日本で生まれた子どもたちの成長、アイデンテイテイの育成において、母語や母文化を学ぶ機会を保証しサポートする必要があると考えます。保護者は毎日の仕事や生活に追われ、家庭内で母語・母文化教育を実施するのはとても 難しく、学校教育や地域活動の中で学べる機会を保障することがとても大切だと考えます】などとしている。

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