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環境省は、2025年日本国際博覧会における環境教育・ESDプログラムとして、マレーシアやフィリピンなどを参考とする「CONNECTING YOU TO」プログラムを開催したことを発表した。
『~CONNECTING YOU TO マレーシア~ 未来へつなごう、自然と文化-先住民族の暮らしと生物多様性』は、8月30日に開催された。対象学年は、中学生、高校生となる。このプログラムでは、先住民族が、生物多様性の保全に果たす重要な役割について取り上げた。森林伐採や森林火災などによるグローバルな生物多様性の喪失という課題に関し、マレーシアにおける先住民族の伝統的な生活様式や、大学やユースによる保全活動を紹介した。さらに、参加者はカードゲームの体験を通じて、伝統的な文化と自然のつながりについて理解を深めた。
『~CONNECTING YOU TO フィリピン~プラスチックごみを減らして、みんなで作ろう、循環する社会』は、8月31日に開催された。対象学年は、小学生、中学生、高校生となる。このプログラムでは、プラスチック廃棄物が及ぼす影響や、循環経済への転換の重要性を取り上げた。フィリピンで廃棄物を資源として活用する地域主導のエコブリックの取り組みや、日本における革新的な事例を紹介し、変革を推進する上でのユースの役割や教育の大切さを強調した。最後に、プラスチック使用や廃棄を削減するために個人や社会で実践できる具体的な解決策について考えた。