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防衛省の統合幕僚監部は、内倉浩昭統合幕僚長は8月26日から28日にかけて、タイ王国において米インド太平洋軍及びタイ王国軍が共催した、インド太平洋参謀総長等会議に参加したことを発表した。
インド太平洋参謀総長等会議では、本年は全体テーマとして「力による平和:インド太平洋地域における安全保障と繁栄の確保」を掲げ、「地域的脅威認識」「非伝統的脅威の探求」「インド太平洋の安全保障が世界に与える影響」「新興技術による解決策」「抑止力の再確立-共同責任」の5つのトピックについて、各国の参謀総長等の間で意見交換が行われた。
また、会議に合わせて、オーストラリア、インド、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ニュージーランド、フィリピン、パプアニューギニア、韓国、シンガポール、タイ、アメリカ、ベトナムの計13か国との間で二国間会談などを実施した。
日マレーシア会談では、両者は、共同訓練「MALPAN」など海軍種間の連携を中心として、日馬防衛協力が着実に進展していることを歓迎し、共同訓練やHA/DR分野をはじめとした、今後の日馬防衛協力の方向性ついて意見を交わした。
日フィリピン会談では、両者は、先月署名が実現した日比円滑化協定(RAA)に触れ、望ましい安全保障環境の創出に資する日比防衛協力の着実な進展を歓迎するとともに、日比防衛協力及び多国間の協力について、引き続き具体化を図っていくことで一致した。
日シンガポール会談では、両者は、両国周辺の安全保障環境について認識を共有するとともに、デジタル・サイバー分野をはじめとした、今後の日星防衛協力の方向性及び具体的な取り組みについて意見を交わした。