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富山県は、外国にルーツをもつ子どもたちの就学と発達支援を考えるセミナーを8月22日に開催する。
公益財団法人とやま国際センターの見解によると、外国にルーツをもつ児童生徒が年々増えるなか、日本語の理解が十分でないことを理由に、特別支援学級や特別支援学校に在籍するケースも目立ってきており、こうした子どもたちの発達の特性を正しく見極めるには、日本語力や文化的背景の違いなどが影響し、判断が難しいのが現状であるとしている。
そのため、すべての子どもが必要な支援につながるためには、外国につながる子どもたちと発達障害に関する理解を深め、多面的に関わっていく姿勢が求められるとして、セミナーを開催することとなった。
このセミナーの主催は(公財)とやま国際センター、共催はNPO法人アレッセ高岡となる。対象は、外国人児童生徒の支援に携わっている者、また関心のある者などとなる。定員は40名となる。
予定しているプログラムは、第1部 講義・事例紹介「学校の協力と保護者の理解を得て取り組むポルトガル語版WISCによる外国人児童生徒への発達支援」(講師:NPO法人Gコミュニティ代表理事)、「豊橋市における就学相談の仕組みと支援体制の整備」(講師:文部科学省 元豊橋市教育委員会外国人児童生徒教育相談員)、第2部 意見交換・発表となる。