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フィリピン政府は、インドネシアとの間で、両国の特殊部隊が能力向上と相互運用性を高めることを目的として、領土防衛の重要分野に関する訓練を実施していることを発表した。
フィリピン陸軍の報道官は、16日に発表した声明の中で、今回の特殊部隊の訓練は、フィリピン陸軍特殊部隊連隊(空挺)とインドネシア陸軍特殊部隊との間の第17回訓練活動(TA)ドルフィンの一環であるとの旨を述べた。これらの活動は、フィリピンのマグサイサイ要塞で7月16日から27日まで開催される予定であり、インドネシア代表団へのキャンプオリエンテーションは7月15日に開催された。
今回の訓練では、4つの重要な特殊作戦能力に焦点を当てている。市街戦、特殊偵察と直接行動、島嶼間潜入のための河川作戦、軍事的自由落下技術を含む空中作戦となる。
フィリピン陸軍は、「今回の訓練は、2カ国の特殊部隊が一体となって訓練すれば、地域の安全保障は破られないことを示すものとなります。また、フィリピンとインドネシアの特殊部隊の二国間訓練活動は、地域の防衛能力を強化する上で大きな前進となります」との旨を述べている。