厚労省は日本人約57万人のシベリア抑留での死亡者を新たに特定

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日本の厚生労働省は、ロシア連邦政府などから提供された抑留者に関する資料を日本側の資料と照合した結果、抑留中に死亡した者の個人を新たに特定したことを発表した。

日本の厚生労働省では、平成3年以降にロシア連邦政府などから提供された抑留中死亡者の名簿などの資料と日本側の資料を照合し、抑留中死亡者の特定作業を行っている。

今回は、照合の結果、令和6年4月は、新たにシベリア地域の死亡者を7人、モンゴル地域の死亡者を3人、計10人の個人を特定した。今までに個人を特定した人数は、シベリア・モンゴル地域で40,976人(シベリア地域:39,473人、モンゴル地域:1,503人)、その他地域は1,040人となる。また、厚生労働省では、ご遺族が自らの親族の死亡の経緯を確認できるように、平成19年3月からホームページに氏名、死亡年月日などを掲載している。

なお、シベリア抑留(シベリアよくりゅう)とは、第二次世界大戦の終戦後、武装解除され投降した日本軍捕虜や民間人などの約57万人が抑留され、ソビエト連邦によってシベリア、カザフ、キルギス、ウズベクなどソ連各地・ソ連衛星国へ労働力として連行されたものとなる。

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