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中国政府は、経済関係の強化を図るとともに中国の影響力を強化することなどを目的としている『一帯一路』において、マレーシアとミャンマーとの間における人材交流の深化などを目的とした協定の締結と更新を実施したことを発表した。
中国科学技術協会によると、マレーシアとミャンマーは『一帯一路』を共同構築する上で重要な国であり、マレーシアの東海岸鉄道の建設、中国・ミャンマー経済回廊の建設などの土木プロジェクトにより、両国間の交流・協力が加速しているとしている。また、中国と外国の技術者コミュニティの間では、技術者の能力を相互に認識することがますます重要になっているとしている。
そのため、12月5日に、マレーシア技術者協会と会員相互承認協定を締結するとともに、技術者の能力構築を強化するためにミャンマー技術評議会との覚書を更新した。これらの取り組みにより、中国政府から両国政府へのより強力な人材支援が可能となった。
中国政府としては、これらの協定を通じて、簡易に中国人技術者を海外に派遣することが可能となるようにしつつ、中国政府の影響力を高める狙いがある。