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日本の環境省は、日ASEAN環境気候変動閣僚級対話を実施するとともに、日ASEAN環境協力シンポジウムを実施したことを発表した。
日ASEAN環境気候変動閣僚級対話では、「日ASEAN気候環境戦略プログラム(SPACE)」を西村大臣より提唱し、ASEAN各国閣僚からの支持と歓迎を受けて発足された。SPACEは、気候変動、汚染、生物多様性の損失という3つの世界的危機にASEANと協力して対処していくためのイニシアティブであり、2017年に安倍元総理が提唱した「日ASEAN環境協力イニシアティブ」、2021年に岸田総理が提唱した「日ASEAN気候変動アクション・アジェンダ2.0」など、既存の首脳級イニシアティブの下で行ってきた協力関係を、日ASEAN友好協力50周年を契機に更に強化するものとなる。SPACEに基づく主要な協力活動は『気候変動』『汚染』『生物多様性の損失』などとなる。
日ASEAN環境協力シンポジウムでは、今までの日ASEANにおける環境協力を振り返るとともに、SPACEに基づく協力活動について紹介した。パネルディスカッションでは、日ASEANにおける環境協力のこれまでの課題と今後の展望について、ASEAN加盟国環境担当省庁(カンボジア王国、シンガポール共和国及びベトナム社会主義共和国)のパネリストを迎え討議した。登壇者は、「東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)センター長」「カンボジア環境省気候変動局」「シンガポール持続可能性・環境省国際政策課」「ベトナム社会主義共和国天然資源環境省国際協力局長」「一般社団法人海外環境協力センター(OECC) 理事長」などとなる。