日本はアセアン地域の安全を維持するためのフォーラムを開催

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画像提供:外務省
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日本はアセアン地域を含むアジア地域の安全保障を維持させるためにASEAN地域フォーラム(ASEAN Regional Forum: ARF)を定期的に開催している。この活動の一環として、ASEAN地域フォーラム信頼醸成措置及び予防外交に関する会期間支援グループ(ARF-ISG)の会合を5月7日(木)から8日(金)の日程で開催したことを日本の外務省は発表した。

ARFとは、1994年から開催されているフォーラムであり、アセアン地域を含むアジア太平洋地域の安全保障環境を向上させることを目的として、定期的に会合が開催されている。このARFでは、信頼醸成の促進、予防外交の進展、紛争へのアプローチの充実、という3段階のアプローチを設定して漸進的な発展を目指している。

今回のARF-ISGの会合にはアセアン各国を含むARFメンバーから合計約80名が参加した。日本からは外務省・防衛省の関係者が出席した。会合では、南シナ海情勢、北朝鮮問題、ISILを含むテロ情勢、ウクライナ情勢等について率直な議論が交わされ、ARF関連会合の成果や、今後実施される会合の準備状況等について報告が行われた。今後は、本会合の成果を踏まえ、ARF-SOMおよびARF閣僚会合が開催され、更なる議論が行われる見込みである。

日本のこれらの活動は他国からも一定の評価を受けている。特にブルネイ政府は今回のARFに参加したことを発表しており、これらの活動は地域の安全保障上の向上に役に立ち、加盟国の中でベストプラクティスを共有出来、継続的に対話することが可能な重要なプラットフォームとして価値があると述べている。

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