川勝氏が知事を務める静岡県の教育委員会は、青年に向けて静岡県と中国浙江省の友好の架け橋にならないかと呼びかけており、日中青年代表交流の参加者の募集を開始した。
有徳の人づくりを進めている静岡県教育委員会は、友好提携関係にある中国浙江省との相互交流事業を行っている。現地の青年との交流や企業視察等を通して、個人旅行では知ることのできない現在の中国に触れることができ、県内の産業、経済、教育、行政など各分野で活躍する参加者との交流も生まれるとしている。
今回は、日中青年代表交流の参加者の募集が開始された。対象となるのは、中国との交流に関心があり、日中の友好交流の促進や相互発展への取組に参加する意志のある、20代から40代までの者となり、定員は20人となる。参加費、渡航による交流ができた場合は、15万円程度となるが、航空運賃により変動の可能性がある。
第1回セミナーが9月に県庁で開催される。開講式、オリエンテーション、グループワークなどが実施される。
第2回セミナーが10月に県庁で開催される。静岡県交流ガイダンス、中国語講座などが実施される。
静岡県交流が、10月から11月に静岡県内で開催される。浙江省青年が静岡県を訪問し、青年意見交換会、ホームステイ(1泊2日)、歓迎レセプションなどが実施される。
第3回セミナーが12月に県庁に開催される。浙江省交流ガイダンスなどが実施される。
浙江省交流が12月に5泊6日で中国・浙江省・上海市で開催される。静岡県青年が浙江省杭州市、上海市を訪問し、ホームステイ(1泊2日)、中国企業・日系企業視察、杭州市内・上海市内視察などが実施される。
第4回セミナーが1月に県庁で開催される。交流報告会、閉講式などが実施される。
静岡県によると、参加者の声は、「浙江省交流では、ネットや新聞から読み取ることのできない活況を肌で感じ、ホームステイでは、観光旅行で体験できない中国の日常を体験することができました」「中国に友人ができたことで、中国を身近な国と感じるようになりました」「中国人の友人だけでなく、年齢、職種を超えた静岡県内の新しい繋がりができました」があったとしている。
なお、川勝知事は、2019年に王毅・国務委員兼外交部長と会談を実施した際には、『静岡県としては、習近平主席が提案した「一帯一路」構想を高く評価しており、この構想を静岡と中国の友好協力を開拓する重要なチャンスとしてとらえ、「一帯一路」共同建設を全力で支援し、積極的に参加していきます』との旨の見解を示していた。