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兵庫県は、ひょうご多文化共生総合相談センター(外国人県民インフォメーションセンター及び NGO 神戸外国人救援ネット)における 2022年度の外国人県民相談状況を発表した。
2022年度の相談件数は4,264件となり、前年度から14.1%増加した。言語別の件数では、スペイン語1,941件、日本語959件、ポルトガル語667件、英語288件、中国語275件となった。内容別件数は、医療888件、くらし874件、出入国等401件、社会保障366件、その他357件となった。
医療分野における相談は「ウクライナ避難民が病院にかかった場合に医療費を補助する制度はないか」などがあった。
くらし分野では「隣人から音がうるさいと文句を言われる。普通に日常生活しているだけなのに」などがあった。
出入国分野では「ウクライナに居る両親を日本へ避難させたい。ビザを取得するにはどうすれば良いか」「難民申請中の女性。妊娠中で来春出産予定。生まれてくる子の在留資格はどうなるのか」などがあった。
社会保障分野では「娘が自宅で亡くなって発見された。生活保護を受けており、お金が無く葬儀費用を出せない」「緊急小口資金と生活福祉資金貸付の償還のお知らせが来た。経済的に苦しいがどうしたらいいか」「70歳だが年金をもらっていない。手続きはどうすれば良いか」などがあった。
その他の分野では「ウクライナ避難民に自治体からどんな支援が受けられるのか聞きたい」「元妻が子に会わせてくれない。自分は養育費も払っている。どうすれば良いか」「アパートが来年更新。同額家賃で住み続ける権利はないのか」「住民税を滞納している。在留資格更新に納税証明書を提出しなければならないが、もらえるか」などがあった。