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大村秀章氏が知事を務める愛知県は、感受性が高いとされている小学校・中学校の児童に多文化共生の考えを根付かせるため、多文化共生理解教材「みんなでつくろう多文化共生社会」を作成した。
愛知県によると、県内の小中学校等には、2022年5月1日時点で15,819人の外国人児童生徒が在籍している。こうした外国につながる児童生徒が学校に多数在籍することは、若いうちから様々なバックグラウンドを持つ人と共に協力し合いながら成長できることにつながると考えられるとしている。そのため、愛知県では、県内の小中学校の現場において、児童生徒が多文化共生について考えるきっかけづくりに活用されることを目的として、多文化共生理解教材「みんなでつくろう多文化共生社会」を作成した。
「みんなでつくろう多文化共生社会」の特徴は、『実際に日本で暮らしている、外国につながる人達と一緒に作成』『多文化共生を身近な事例から考えられる』『漫画やイラストを通して、様々なエピソードを分かりやすく紹介』としている。内容は、第1章『文化、異文化、多文化共生とは?』、第2章『移住するとは?』、第3章『食は心のふるさと』、第4章『多文化共生のためのコミュニケーションを考えよう』、第5章『身近な多文化共生を探そう』、第6章『色々な人と仲良くしよう』となる。