福岡県は外国人住民のため防災訓練と外国人支援ボランティア育成

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福岡県は、『外国人住民のための防災訓練』と『災害時外国人支援ボランティア研修会(豊前市)』を開催する。

福岡県によると、県内には令和4年6月末時点で約8.5万人の外国人が在住しており、昨年10月には新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う国の新規入国制限がさらに緩和されたことに伴い、今後は多くの外国人が福岡に在住することが見込まれているとしている。一方で、県では数年大雨による大きな災害が多発していることから、増加が見込まれる外国人住民の災害への対応が課題となっているとしている。

そのため、県では昨年度から市町村と協力し、災害時に外国人住民が適切な行動を取れるよう、県内各地で外国人住民を対象とした防災訓練及び災害時に外国人支援に携わる方を対象とした研修会を開催している。今回は、九州大学伊都キャンパス及び豊前市で上記防災訓練などが開催されることとなった。

『外国人住民のための防災訓練』は3月14日に、日本ジョナサン・KS・チョイ文化館(九州大学伊都キャンパス)で開催される。予定している内容は、防災講座「災害に関する基礎学習と避難や避難生活などについて(一般社団法人ADI災害研究所理事長)」、グループワーク「ハザードマップの確認」、防災訓練(体験学習)「避難所生活の体験」となる。

『災害時外国人支援ボランティア研修会(豊前市)』は3月25日に、豊前市総合福祉センターで開催される。予定している内容は、防災講座「災害に関する基礎学習と避難や避難生活などについて」、ワークショップ(ハザードマップの見方、コミュニケーションボードを用いた避難所での受付支援の実践、やさしい日本語による災害時の情報の伝え方など)となる。

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