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海上保安庁と国際協力機構は、JICA課題別研修(海図作製技術コース)参加のため、インドネシア・マレーシア・フィリピンなどの7カ国から来日している12名の研修員が、大分県別府港で港湾測量実習に臨むことを発表した。
海上保安庁では、独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力し、開発途上国で水路測量に
従事する技術者を対象とした海図作製能力向上のための研修を実施していた。今回は、研修員が実習を通して開講以来約5カ月間の講義で得た理論を実際の測量現場で実践し、必要な技術の習得を図るため、港湾測量実習が実施されることとなった。
予定している実習日程は、3月2日に大分海上保安部表敬訪問、3日に別府市表敬訪問、4日から13日に陸上での測量、14日から28日に海上での測量となる。陸上での測量は、海図に記載する海岸線や、航海上の針路目標となる灯台等の位置を明らかにするものとなり、『原点測量』『多角測量』『岸線測量』を実施する。海上での測量は、『測深』を実施する。
なお、今年度の研修員(7カ国12名)は、インドネシア3名、マレーシア2名、モザンビーク1名、フィリピン1名、ソロモン諸島2名、東ティモール1名、バヌアツ2名となる。