フィリピンで脱炭素化フォーラム、アジア・ゼロエミッション共同体構想の実現へ

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画像提供:経済産業省
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フィリピン・エネルギー省が主催した「第4回CEFIA官民フォーラム」が2月16日にフィリピンのセブ島にて開催された。

CEFIA(Cleaner Energy Future Initiative for ASEAN)は、ASEANの脱炭素化及びエネルギートランジションを進めるため、脱炭素技術の普及と政策・制度構築をビジネス主導で進めることを目的として日本政府が提案したイニシアティブであり、2019年9月より取組を開始している。

今回は、このフォーラムの第4回目となる会合が開催されることとなった。この会合には、日本・ASEANの政府・企業関係者の他、アジア開発銀行などの金融機関が参加した。CEFIAの下で取り組んでいる具体的なプロジェクト(フラッグシッププロジェクト)の活動状況が紹介されたほか、脱炭素技術への資金動員や温室効果ガス排出削減量の見える化、起業家育成といったプロジェクト横断的な取組、さらにはCEFIAの今後の方向性等について議論が行われた。

フォーラムの冒頭では、日本政府の代表として中谷真一経済産業副大臣がビデオメッセージで挨拶を行い、日ASEAN友好50周年を祝するとともに、エネルギー分野における日本とASEANの主要な協力の一つであるCEFIAを通じて今後も両者の発展に貢献していくこと、今年3月に閣僚会合と官民投資フォーラムを開催予定のアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想の実現のため、CEFIAの下でも新たなプロジェクトを進めていくこと、などを紹介した。

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