パキスタンに17億円の無償資金協力、女子就学率向上等を支援

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画像提供:JICA
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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、パキスタンにおける農村部における女子就学率向上、ガンダーラ仏教の文化遺産の保全・理解促進に貢献するため、合計2件、総額17億3,480万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したことを発表した。

パキスタンにおける農村部における女子就学率向上は、『シンド州農村部における女子前期中等学校拡充計画(16億8,600万円)』として実施される。この支援は、中学校の純就学率が34%(男子37%、女子30%)と低いシンド州の農村部において、中学校校舎を新設し、教室用家具等を整備することにより、女子の中学校へのアクセス向上を目指すものとなる。

ガンダーラ仏教の文化遺産の保全・理解促進への貢献は『タキシラ博物館機材整備計画(4,880万円)』として実施される。この支援は、パンジャブ州観光庁が所管するタキシラ博物館において、タキシラのガンダーラ遺跡群から収集される歴史的出土品の保全・展示環境改善に必要な機材を整備することにより、より多くの出土品が適切に保全・展示されることで、それら出土品の展示を通じた国内外の訪問者への情報提供の拡充を目指すものとなる。

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