愛知県は外国人児童の母語・日本語を育成支援、多文化共生に年40億円

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愛知県は、外国人の子どもの母語と日本語の育成などを支援するため、「多文化子育てサロン」を西尾市、武豊町、東郷町で開催する。

愛知県の見解によると、県内には26万人を超える外国人県民が暮らしており、その永住化が進む中、県内で子どもを産み、育てる外国人県民も増加しているが、異国での出産・子育ては、言語や文化の違いを背景に戸惑いを生み、孤独や不安を抱えてしまうことがあり、日本社会で暮らす外国人は、特に、子どもの母語と日本語をどのように育んでいくかという課題にも直面しているとしている。

そのため、愛知県では、こうした不安を解消するとともに、外国人親子と日本人親子の交流を目的とした、「多文化子育てサロン」事業を、県内の西尾市、武豊町、東郷町の3か所で実施することとなった。対象となるのは、乳幼児を育てる外国人及び日本人の親子となる。

西尾市では、8月18日に、きら市民交流センターで実施される。予定している内容は、「知っておこう!絵本の読み方・選び方」となり、子どもの発達や心の成長に効果的な絵本の選び方や読み聞かせ方を経験豊富な講師から学ぶものとなる。なお、この市の事業は、NPO法人多文化共生サポート Adagioに委託されている。

武豊町は、7月17日に、SmileyDreamで実施される。予定している内容は、「子どものご飯作り」となり、講師としてフードコーディネーターを招き、日本食を使った離乳食を作るものとなる。なお、この町の事業は、NPO法人SmileyDreamに委託されている。

東郷町は、8月27日に、東郷町民会館で実施される。予定している内容は、「絵本で親しむ世界の文化」となり、絵本を楽しむおはなし会であり、世界のさまざまな文化や生活に絵本を通して触れるものとなる。なお、この町の事業は、学校法人柳城学院に委託されている。

なお、愛知県は、多文化共生をさらに進めるため、年間で40億円を投入している。

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