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兵庫県の産業労働部国際局国際交流課は、「子どもと親の防災ガイドブック」5言語(英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語)版の改訂を実施したことを発表した。
兵庫県の見解によると、近年では地域の国際化が進展し、兵庫県内にも多数の外国人が在住するようになり、また、全国各地で自然災害が頻発し、災害時に在住外国人が被災者となるケースも増えているとしている。一方では、外国人被災者対応においては、出身国などにより、災害に対する意識や認識の違いがあり、在住外国人に対する防災意識の啓発が急務となっているとしている。
そのため、兵庫県国際交流協会では、在住外国人や外国にルーツをもつ子供や親を対象に、防災教育や母語教育のため、平成24年度に「子どもと親の防災ガイドブック」を作成していたが、作成から約10年となることから、この度9言語のうち5言語版(英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語)を改訂し、防災関連アプリや避難のタイミング、避難所での感染症対策などの情報を新たに追加した。
なお、令和4年度には残りの4言語版(フィリピン語、韓国語、インドネシア語、タイ語)の改訂を計画している。