山本知事の群馬県は多文化共生計画を策定、外国人の地域社会への参画促進

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画像:群馬県のHPより
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山本一太氏が知事を務める群馬県は、『群馬県多文化共生・共創推進基本計画(素案)』を策定したことにともない、意見の募集を開始した。

『群馬県多文化共生・共創推進基本計画(素案)』は、群馬県の多文化共生・共創社会の実現に向けて、基本理念を定めるとともに、多文化共生・共創施策を総合的かつ計画的に推進するため、群馬県多文化共生・共創推進条例第8条に基づき、群馬県多文化共生・共創推進基本計画を策定したものとなる。意見募集期間は、令和3年12月24日から令和4年1月22日までとなる。

この計画の基本理念は、「国籍、民族等の異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等の関係を築こうとしながら、誰一人取り残されることなく、地域社会の構成員として共に生きるとともに、多様性を活かしつつ、文化及び経済において新たな価値を創造し、又は地域に活力をもたらす社会の実現」としている。

この計画では、8つの目標が掲げられている。

『目標2 日本語教育の推進、教育機会の確保』では、「日本語学習環境の充実」として、日本語学習を希望する外国人県民が、必要とするレベルの日本語を習得できるように、県内全域での日本語学習の機会創出と質の向上を図り、各種ボランティアの育成を行う。

『目標4 外国人材に魅力的な「働く場」づくりの支援』では、「外国人受入事業者への支援」として、外国人材の適法・適正かつ円滑な受入れを促進するため、事業者が抱える外国人材の採用や雇用に関する疑問や悩みの解決に向けて、専門家による相談会を実施する。

『目標5 外国人材に選ばれる機会の創出』では、「海外・外国人材向け情報発信の充実」として、群馬県を「働く場」として外国人材に選んでもらうため知事によるトップ外交により直接海外へ本県の魅力を伝え、日本での労働人口の増加が著しいベトナムに対して「働く場」としての群馬県の認知度が向上するよう積極的に情報を発信する。

『目標6 多様な多文化共創の推進』では、「外国人県民に対する起業・文化活動の支援」として、起業を希望する外国人県民に各種支援を実施する。

『目標7 県民一人ひとりが主体的に取り組む機運の醸成』では、「多文化共生・共創の教育・啓発の推進」として、多文化共生・共創の意識づくりのため、学校教育や社会教育で、子どもから大人まで学ぶ機会を提供し、地域の国際化に貢献する国際交流活動を奨励し、その活動等の情報発信を積極的に行う。「外国人県民の地域社会への参画促進」として、市町村等と協働し、外国人県民に向けて地域の自治会や教育活動に対する啓発と理解を図り、外国人県民も地域活動へ参加しやすい環境を整える。

『目標8 県政への多様な意見の反映』では、「キーパーソン・支援団体等との協働」として、県政に外国人県民を含めた多様な人々の視点を得ることが必要であり、審議会等への外国人委員の登用を促進するほか、個別事業における参加者へのアンケートを実施する。

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