コロナ禍で外国ルーツの人の支援に1億円助成、赤い羽根共同募金ら

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赤い羽根共同募金(社会福祉法人中央共同募金会)は、外国にルーツがある人々への支援活動応援助成として、2021年9月まで実施する支援事業(北海道国際交流センター、日本キリスト教婦人矯風会、豊島区日本中国友好協会など)に対して、総額1億円の助成を実施している。

この助成事業は、『外国にルーツがある人々への支援活動応援助成』として、三菱創業150周年記念社会貢献事業の一環として供出された公益財団法人三菱財団からの資金を原資に、公益財団法人三菱財団と社会福祉法人中央共同募金会が共同で実施したものである。この事業は、新型コロナウイルス感染下において、国内に在住し、生活に困窮する外国にルーツがある人々を支援する活動を、資金面から応援することを目的として実施するものである。

助成金額は、1団体あたりの助成上限額が200万円となり、助成総額は1億円を予定していた。助成対象団体は、『新型コロナウイルス感染下において、国内に在住し、生活に困窮する外国にルーツがある人々を支援する活動を展開する非営利団体』『複数の団体が連携・協働して実施する活動も対象』『法人格の有無は問わないが、1 年以上団体としての活動(事業)実績があり、要求される書類を提出できること』となっていた。助成対象活動(事業)期間は、2020年3月から2021年9月までとなる。

この助成への応募は、予定していた助成総額1億円を大きく超え、82団体、総額約1億8,538万円がくることとなった。そのため、団体の審査が行われ、55団体、総額1億円の助成が決定していた。

採択された団体は、北海道国際交流センターの「外国にルーツがある人々のための物資・食料・居場所支援とプラットフォーム構築事業」、多文化フリースクールちばの「日本語が不十分な中学卒業生の高校進学のための居場所・学習の場の提供事業」、難民支援協会の「新型コロナウイルス感染拡大により生活が困窮している 難民申請者のための生活支援事業」、日本キリスト教婦人矯風会の「外国籍の母子のための自立支援事業」、豊島区日本中国友好協会の「在日中国人の医療相談並びに通院のための支援事業」、神戸定住外国人支援センターの「コロナウィルス禍で困窮する外国人留学生らの力を活用した外国にルーツがある子どもの支援事業」、神戸ユネスコ協会の「コロナ禍の影響によって帰国できない外国人留学生のための支援事業:「繋がる」ための学生主体の援助活動」などとなる。

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