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広島県は、外国人が地域社会の一員として安心して生活している社会を目指す取り組みの一つとして、多文化共生を受け入れる県民の意識を醸成させるため、県立高校において「異文化理解促進プログラム」を実施した。
広島県では、外国人が地域社会の一員として、地域とつながりを深めながら、安心して生活している社会を目指している。この取組の一環として、多文化共生を受け入れる県民の意識醸成のため、多様な考え方・価値観があることを特に若い世代から実感できるよう、小学校・中学校・高校において多様性を実感させる「異文化理解促進プログラム」を実施している。このプログラムは、講師を外国文化・習慣に精通した者に依頼し、学校で生徒たちが多様性を実感できる機会を提供している。
今回は、令和2年度における「異文化理解促進プログラム」が、県立高校2校において実施されたことが明らかにされた。学校からの希望内容は「多様性に関すること、ハワイに関すること」と「異文化理解に関すること」となっており、この希望に応じて、講義やグループワークが実施された。
なお、公開されている異文化理解講師リストによると、講師は合計で14人おり、国籍別では中国6人、日本4人、韓国1人、インドネシア1人、セルビア1人、スロベニア1人となっている。これらの講師は、広島の児童や生徒が学んで欲しいことなどに対して、「異なる文化を尊重して欲しい」「世界の多様性を知り、さらにそれに対する理解を進めて欲しい」「世界の多様性を認める力を学んでほしい。日本人と異なる価値観と文化などを理解でき、外国人を差別せずに、相手を尊重するようになる」などの見解を示している。