千葉県は全児童生徒に多文化共生の意識啓発へ

スポンサーリンク




このページの所要時間: 159

千葉県は、「千葉県外国人児童生徒等教育の方針」を作成し、すべての児童生徒に多文化共生の資質を育むとして、県の役割は学校・地域に多文化共生の考えを広めるなど、市町村の役割は外国人児童生徒等の受入体制の整備などと定めた。

千葉県の教育委員会では、「第3期千葉県教育振興基本計画」を策定し、令和6年度までの次世代へ光り輝く「教育立県ちば」プランを示し、多様なニーズに対応した教育の推進を施策としている。また、千葉県では令和2年3月に「千葉県多文化共生推進プラン」を策定し、言語・文化・習慣の違いにかかわらず、全ての県民が地域社会の一員として共に生きていく「多文化共生」社会づくりの理念や取組の方向性等が示されました。この「第3期千葉県教育振興基本計画」と「千葉県多文化共生推進プラン」をもとに、外国人児童生徒等の教育が充実していくものとして令和3年3月に「外国人児童生徒等教育の方針」が策定された。

「外国人児童生徒等教育の方針」の基本的な考えとして、『すべての児童生徒に多文化共生の資質を育む』として、相手を理解し、「違い」を認め合い、多様な価値観を受容しながら、共に生きようとする意欲や態度を養うとしている。また、『多文化共生の教育を担う教師の育成及び、受け入れ体制を構築する』として、研修の仕組みや体制を作り教員の意識を変えることができる研修機会を構築し、市町村の受け入れ体制整備を支援するとしている。

『県の役割』は、「県立学校における外国人児童生徒等の受入体制の整備」「受入れに関する連絡協議会の設置(教育庁内会議、行政担当者会議、指導者等会議(研修等))」「市町村に対する受入体制の支援(各市町村の実情に応じた支援・助言をする)」「多文化共生意識の啓発(学校・地域に多文化共生の考えを広める)」「情報収集・発信(国の取組や研修、学校で役立つ資料等の情報を収集・発信する。さらに、外国人児童生徒等や保護者に就学及び進学等の情報を発信する)」「日本語教育を行う機関、国際交流協会、NPO団体等との連携」となる。

『市町村の役割』は、「市町村立学校における外国人児童生徒等の受入体制の整備」「受入に関する連絡協議会等の設置」「就学相談及び就学促進」「学校への支援員配置等」「多文化共生意識の啓発」「日本語教育を行う機関、国際交流協会、NPO団体等との連携」となる。

スポンサーリンク


関連カテゴリ アセアン
関連タグ

アセアン関連ニュース