王外相は尖閣諸島で中国の主権を守ると、日本は懸念を伝達

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画像提供:外務省
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中国外務省は、日本に訪問している王毅中国国務委員外交部長が、日本漁船が尖閣諸島の敏感な海域に何度も何度も侵入しているのは事実であり、このことを中国側は非常に懸念しており、中国は引き続き自国の主権をしっかりと守っていくとの見解を示したことを発表した。

中国外務省の発表によると、王外交部長は「最近になって、出自不明の日本漁船が釣魚島(尖閣諸島)の敏感な海域に何度も何度も侵入しているのは事実であり、中国側は必要な対応を迫られています。この問題に関しては、中国の立場は明確であり、我々は引き続き自国の主権をしっかりと守るとともに、三つの希望を持っています。第一に、日中両国間の四つの原則のコンセンサスを守ること。第二に、敏感な海域での状況を複雑化させるような行動は避けること。第三に、問題が発生した場合には、適時に意思疎通を図り、適切に対処すること。中国と日本が協力して東シナ海を真に平和・友好・協力の海に作り上げるべきであり、それは両国民の基本的かつ長期的な利益になります」との旨を述べた。

日本の外務省は、11月25日に実施された外務報道官会見の際に、記者から王外交部長の発言などに対しての見解を問われた際には「外相会談におきまして、茂木大臣からは、王毅国務委員に対して、本年の過去最長の領海侵入、それから接続水域内の航行、我が国漁船への接近、こういった個別の事案を具体的に取り上げながら、日本としての強い懸念を伝達していますし、中国に行動を求めました。今後とも日本の領土・領海・領空、これを断固として守り抜くという決意の下、冷静かつ毅然と対応していきたいと、このように考えています」との旨の見解を示している。

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