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静岡県は、次代を担う子どもたちなどに多文化共生に対する理解を深めてもらうため、韓国とブラジル出身の国際交流員が母国の文化を紹介する出前講座を実施することを発表した。
静岡県は、平成21年度から多文化共生への架け橋として、『世界の文化と暮らし出前教室』を開催している。この教室は、次代を担う子どもたちをはじめ、多くの県民に多文化共生に対する理解を深めてもらうため、本県国際交流員が小中学校などを訪問して母国の文化紹介などを行う事業である。この事業は平成21年度から開催しており、昨年度は県内小中高校などで65回、6,061名に授業を実施していた。
令和2年度の出前教室では、対象を県内の小学校・中学校・高等学校・公民館などとして、講師はフィリピン・ブラジル・韓国出身の国際交流員となり、内容は各国の文化・食事・学校生活などとなる。今回は、10月に実施する予定である出前講座の内容が公表された。
10月14日に、ブラジル出身の講師が、静岡インターナショナル エア・リゾート専門学校の専門学校生2年生の29名を対象に講座を行う。10月20日に、韓国出身の講師が、浜松市立篠原小学校の小学6年生の139名を対象に講座を行う。10月29日に、ブラジル出身の講師が、静岡市立清水小河内小学校の小学1年から6年生の40名を対象として講座を行う。