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日本政府は、安倍晋三内閣総理大臣とバングラデシュのシェイク・ハシナ首相との間における日・バングラデシュ首脳電話会談が行われ、バングラデシュ人民共和国における新型コロナウイルス危機対応を支援するため350億円を限度とする円借款を実施することを発表した。
首脳電話会談で両首脳は、地域の連結性を通じたバングラデシュの発展はインド太平洋地域全体の安定に資するものであり、ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)構想の下、高効率石炭火力発電所を含む南部チッタゴン地域開発に引き続き協力すること、及び再生可能エネルギー活用の支援により長期的な脱炭素化に資する協力も強化していくことを確認した。また、ハシナ首相は、来年の東京オリンピックの成功を心より楽しみにしているとの旨を述べた。
会談の前には、バングラデシュに対する新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援として、350億円を限度とする円借款に関する交換公文の署名が行われていた。