茂木外務大臣は、ベトナム、タイ、豪州、ニュージーランドとの間における国際的な人の往来を再開させる方針であることを発表した。
茂木外務大臣は6月19日に実施された会見の際に、「昨日のNSC、そしてコロナ本部で決定しました、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について、当面はベトナム、タイ、豪州、ニュージーランドと協議・調整を行い、準備が整い次第、部分的・段階的な往来を試行的に行っていきたいと思います」と明らかにした。
その後にベトナム通信社の記者から、「入国制限の緩和の第一段階では、どの国が優先されるでしょうか。日本はいつベトナム人に対する入国制限を緩和しますでしょうか。また、どういう人たちが日本に入国可能となるのでしょうか」との旨の質問が行われた。この質問に対して茂木外相は「先ほども申し上げたとおり、まずはこの4か国を優先するという形でありますが、おそらく今の形でいくとベトナム、タイの方が、豪州、ニュージーランドよりは先になるのではないかなと思っておりますが、いつになるか、もしくはベトナムとタイがどちらが先になるか、これはまさにこれから調整ということになります」との旨が述べられた。
その後に再び、ベトナム通信社の記者から「日本政府はなぜ入国制限を緩和する最初の4か国のうちの一つにベトナムを選んだのでしょうか」との旨の質問が行われた。この質問に対して茂木外相は「今ベトナムにおきましては、新型コロナの新規感染者は長い間出ておりません。かなり収束しつつある、このように考えております。同時に日本とベトナムの間では、様々な人の往来、そういったニーズもあるわけでありまして、ベトナムとの間の戦略的パートナーシップ、これを強化していく観点からも、部分的・段階的な人の往来を再開したい、こんなふうに思っております」との旨が述べられた。