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日本の国土交通省は、鉄道事業者における異常時の多言語案内の更なる強化を図るため、日本語、英語、中国語、韓国語の多言語で情報提供が行えるシステムを作成したことを発表した。
国土交通省の見解によると、台風、大雨、豪雪その他の自然現象や、人身事故などの異常時において列車が遅延・運休が発生した場合には、訪日外国人旅客を含む鉄道利用者に対して、速やかに現在の状況について、駅やウェブサイトなどにおいて情報提供を行い、心の不安を取り除いてもらうことが重要であるとしている。しかしながら、訪日外国人旅客に対する多言語での案内については、各鉄道事業者において一定の取組が行われているものの、一部の小規模鉄道事業者においては、駅などの現場における対応体制の確立に苦慮している状況が見受けられるとしている。そのため国土交通省では、更なる情報提供の推進の観点から、駅などの現場においても容易に多言語での案内掲示物を作成できるよう、xlsm形式による「多言語掲示物作成システム」を作成し、全国の鉄道事業者に配布することを決定した。
「多言語掲示物作成システム」を使用することにより、訪日外国人旅客を含む鉄道利用者に対して速やかに日本語、英語、中国語、韓国語の多言語で情報提供を行えるようなる。