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福岡県は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた留学生を支援する取り組みとして、留学生へのアルバイト紹介事業の対象者を拡大することを発表した。
福岡県の見解によると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛や休業要請等の影響により、従来のアルバイトを離職せざるを得ず、今後の生活に不安を持つ県内留学生が増えているとしている。そのため福岡県は、こうした留学生の不安を解消し、生活の安定化を図るため、留学生へのアルバイト紹介事業の対象者を拡大することを決定した。
求人・求職の募集開始時期は、5月11日からとなる。従来の対象者は、『大学院、大学、短期大学、高等専門学校に在籍する留学生』『「特定活動」の在留資格で就職活動をする元留学生』であったが、今回新たに加わる対象者は『専修学校、日本語学校に在籍する留学生』となる。
アルバイトのマッチング方法は、福岡県国際交流センター内の福岡県留学生サポートセンターで、「県内教育機関等を通じて、アルバイトを探している留学生に対して紹介事業の取組みを周知し、サポートセンターで登録」「留学生対象のアルバイト求人を広く受け付け、登録」「サポートセンターが、受け付けた求人・求職情報を双方へ提供し、マッチングを図る」となる。また、サポートセンター窓口において、アルバイトの紹介だけでなく、留学生からの各種生活相談にも対応するとともに、県から国による特別定額給付金等を多言語により周知するなどし、留学生の不安解消を図る。