ASEAN各国では、新型コロナウイルス感染対策として入国措置を強化しており、国から一旦出国した外国人が再びその国に戻ろうとした場合においても、戻れない場合がある。
ブルネイの入国措置は、24日から『トランジットを含む全ての外国人の入国禁止』『査証取得済でもブルネイ入国は不可』『観光・留学・扶養家族査証の発給を停止し、発給済のこれら査証は効力を失効』などとなっている。
シンガポールの入国措置は、24日から『シンガポールの長期滞在ビザを持っている人以外、シンガポールへの入国やトランジットはできない。トランジットエリアの通過も不可』『長期滞在ビザのうち労働ビザ及び帯同者ビザの人も、一部を除きシンガポールへの再入国はできない。再入国しようとするときは事前に人材開発省への申請が必要』などとなっている。なお、23日までの措置では『シンガポールへの入国者は、入国後14日間ホテル等に留まり一切外出しないこと』『空港において新型コロナウイルスの検査を求められ、陽性の場合は政府指定病院に隔離され、短期滞在者(出張や旅行の人。長期ビザを持っていない人)の場合の治療費は全額自己負担となる』などとなっていた。
ミャンマーの入国措置は、『ミャンマーに入国する全てのミャンマー人に対して,ミャンマー到着後,14日間の施設検疫措置を義務づける』『ミャンマーに入国する全ての外国人(外交団と国連機関職員を除く)に対して、ミャンマーに向かう航空機の搭乗から72時間以内の新型コロナウイルス陰性証明書の提示を求めると共に、ミャンマー入国後14日間の施設検疫を義務づける』などとなっている。
インドネシアの入国措置は、『全ての訪問者・旅行者は、インドネシアの国際空港に到着する前に健康申告書を記入し、空港保健所に提出する義務がある』『インドネシアに渡航する全ての外国人は、在外インドネシア公館において目的に応じた査証を取得しなければならない。査証申請に際し申請者は、各国の保健当局が発行した健康証明書を提出しなければならない』『過去14日以内にイラン、イタリア、バチカン、スペイン、フランス、ドイツ、スイス、英国の国々に渡航歴がある場合は入国拒否』などとなっている。