千葉県は多文化共生推進の懇談会を開催、児童の母国のアイデンティティも認めていくべき等

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千葉県の総合企画部国際課は、第2回目となる千葉県多文化共生推進プラン策定懇談会を12月11日にホテルプラザ菜の花4階「羽衣」で開催することを発表した。

千葉県では、「千葉県多文化共生推進プラン」の策定に当たり、有識者から多文化共生に係る課題や具体的な取組について意見を伺うため、「千葉県多文化共生推進プラン策定懇談会」を設置している。この枠組みに基づく第1回目の懇談会は9月3日に開催されており、議題1『外国人県民に関する動向と課題について』、議題2『プランにおける施策の方向について』として実施されていた。

議題1『外国人県民に関する動向と課題について』では、各委員からの『学校教育』に関しての課題認識としては、日本語能力が低いために学校での授業についていけず文化的背景により親の教育への関心が低い場合があり、外国人児童生徒がもつ母国のアイデンティティの尊重よりも日本への同化を求められる傾向があり、外国人生徒にとって高校への進学・卒業が難しく社会へ出てから不利な状況となっている、などが述べられた。

議題2『プランにおける施策の方向について』では、各委員からの『子どもの教育環境の整備』に関しての意見・提言は、外国人児童の教育拠点校を設置してほしい、外国人児童生徒に対し母国のアイデンティティも認めていくべき、外国人労働者への日本語教育については国がしっかりとフォローすべき、などが述べられた。

第2回目となる懇談会の議題は、「千葉県多文化共生推進プランの骨子案について」などとなる。傍聴定員は5名となり、基本的には写真撮影・録画・録音などを行わないことが求められている。

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