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福岡県は、介護職種の技能実習生を対象として、12月3日から合計で10日間にわたる「福岡県外国人 介護人材集合研修」を実施することを発表した。
福岡県の見解によると、介護現場では技能実習制度における「介護職種」の追加、在留資格「特定技能」の創設などにより、外国人介護人材の増加が見込まれている。しかしながら、介護職種の技能実習生や特定技能外国人は日本語能力が高いとは言えず、介護施設などにおいては外国人介護人材の受入れの課題として「利用者や職員間のコミュニケーションに不安がある」としている。そのため、今年度から外国人介護人材が国内の介護現場において円滑に就労・定着できるようにするため、介護の基本や介護のための日本語などを学ぶ無料の集合研修を県内4地区(福岡・北九州・筑後・筑豊)で実施することとなった。
今回実施される研修の対象者は、介護分野における第1号特定技能外国人となる。予定しているカリキュラムは、1日目は「オリエンテーション」「日本語で書く力を身につけよう 短い文章書いてみよう」、2日目は「日本語で書く力を身につけよう 短い文章書いてみよう」、3日目から6日目は「介護の言葉をマスターしよう」「日本文化の理解」、7日目は「介護現場での職場マナー」、8日目は「医療、介護関連用語解説」、9日目は「コミュニケーション能力」、10日目は「介護職場で心がけるべきマナー」「修了式」となる。