JICAはネパールの灌漑農業モデルの構築と普及を支援

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画像提供:JICA
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JICA(国際協力機構)は、ネパールの食糧生産を支えるタライ平野における灌漑農業モデルの構築と普及を支援する事を発表した。

JICAは、ネパールの農村地域の生計向上と貧困削減への貢献を目標として、JICAが建設を支援したシンズリ道路の沿線地域を対象として、農産物の高付加価値化・多様化を通じた農業所得の向上を支援してきた。ネパールのタライ平野等では、長年にわたって灌漑施設の整備が行われてきたが、政府機関による基幹施設の運営・水利組合による末端水路の維持管理・適正な灌漑用水の利用や水利費徴収等が不十分なため、灌漑施設が本来の機能を十分発揮できないことが課題となっていた。そのためJICAは、タライ平野における支援活動も実施する事を決定した。

今回の支援プロジェクトは、『タライ平野灌漑農業振興プロジェクト』として、2019年3月から2024年3月にかけて実施される予定である。この事業では、対象地域における灌漑施設の維持管理能力の強化と水配分の適正化、市場志向型の灌漑農業の実践を通じて灌漑農業モデルの構築、タライ平野の他灌漑地区における灌漑農業モデルの普及を図るためのガイドライン策定を実施していく予定である。

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