環境省がアジア都市計画・開発をテーマとしたフォーラム開催

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画像:uncrdのHPより
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日本の環境省は、「第11回アジアEST地域フォーラム」を10月3日から5日にかけてモンゴルのウランバートルで開催する事を発表した。

「アジアEST地域フォーラム」とは、アジア地域におけるEST(環境的に持続可能な交通)の実現を目指して、日本と国際連合地域開発センター(UNCRD)が共同で設立した、政府ハイレベルによる政策対話会合である。この枠組みに基づくフォーラムが定期的に開催されており、今回は第11回目となるフォーラムが開催される事となった。

今回のフォーラムの主催は、日本環境省、国際連合地域開発センター、国際連合アジア太平洋経済社会委員会、国際連合経済社会局にくわえて、モンゴルの建設・都市開発省、道路交通省、環境・観光省、ウランバートル市も務める。参加する国は、ASEAN加盟国でもあるカンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・タイ・ベトナムの8か国と、アフガニスタン・バングラデシュ・ブータン・インド・モルディブ・ネパール・パキスタン・ロシア・スリランカ・モンゴル・中国・韓国・日本の、合計21カ国である。今回のフォーラムのテーマは、「持続可能な都市計画と開発~ESTの役割」となる。

予定されている3日のプログラムは、全体会議セッション1「グリーン成長に向けた持続可能な都市計画~ESTの役割」で、背景プレゼンテーション「グリーン成長のための持続可能な都市計画-ESTの役割」「革新的な都市計画と開発指向型のトランジットによる都市の将来性の構築」「持続可能な都市計画-日本のTODトレンドと発展に向けて」「持続可能な都市開発と経済回廊に基づく北東アジアにおけるモンゴルの経済的融合の可能性」がそれぞれ説明される。

全体会議セッション2「内陸国の交通課題と契機」で、背景プレゼンテーション「持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための内陸国の交通課題と機会」「モンゴルの輸送の課題と機会」「内陸国における強靱な交通システム実現-課題と機会-」「ブータンの大量輸送オプション-事例研究-」がそれぞれ説明される。

全体会議セッション3「交通安全のための持続可能な都市計画」で、背景プレゼンテーション「交通安全のための持続可能な都市計画」「インドの都市を革新的な街路設計により安全かつ持続可能にするヘッド統合輸送」「革新的な公共交通ソリューションによる持続可能な都市開発」「持続可能な都市計画と開発を通じて公共交通機関の改善-ケーススタディとベストプラクティス-」がそれぞれ説明される。

全体会議セッション4「大気汚染対策と気候変動暖和における持続可能な都市計画の相乗便益とESTの役割」で、背景プレゼンテーション「持続可能な都市計画の共益-大気汚染の軽減と気候変動暖和におけるESTの役割」「気候からのアジアの輸送焦点に関する方向変更のADB戦略」「日本における低炭素交通の成功実績とアジアへの展開について」「ロシア連邦における都市交通システムの持続可能な開発のための法的枠組み」「都市計画:気候変動と大気汚染-モンゴルの実例-」がそれぞれ説明される。

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