日本はASEANと防衛協力を促進、日ASEAN防衛当局次官級会合

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画像提供:防衛省
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日本の防衛省・自衛隊は、「第10回日ASEAN防衛当局次官級会合(アジア太平洋地域における共通の安全保障課題に関する防衛当局高級事務レベル会合)」を9月9日から10日にかけて名古屋市で開催した事を発表した。

この会合には、日本政府からは真部朗防衛審議官が参加して議長を務め、ブルネイ・フィリピン・タイ・ラオス・インドネシア・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア・ベトナムとアセアン事務局の次官級等が参加した。会合では、「『法の支配』を中心とする普遍的価値の共有に向けた課題と取組」「災害対処の課題と対策」「日ASEAN防衛協力の展望」の3つのテーマについて、出席者の間で意見交換が行われた。

参加者たちは、第10回を迎えた日ASEAN防衛当局次官級会合の今までの成果を確認するとともに、今後も当会合を活用して日ASEAN防衛協力を更に発展させていく重要性について一致した。ASEAN側から、今までの日本によるASEANとの防衛協力に関する高い評価が示されるとともに、今後の日ASEAN防衛協力の更なる推進に対する期待感が表明された。これに対して日本側は、「ビエンチャン・ビジョン」に基づいて能力構築支援や防衛装備・技術協力も含めた様々な形で、具体的な防衛協力を積極的に推進していきたいとの旨を表明した。

マレーシアのモハマド・ビン・サブ国防大臣からは「マハティール新政権の防衛協力」として特別講演が実施された。この講演では、地域情勢・地域の安全保障問題を解決するためにADMMプラス等のASEANを中心とする地域安全保障協力を強化するとともに、日ASEAN防衛協力を更に深化させることの重要性が訴えられた。

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