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海上自衛隊の海上幕僚監部は、スリランカ空軍との親善訓練を8月5日に実施した事を発表した。
今回の親善訓練は、スリランカ空軍との相互理解と信頼関係の促進及び海上自衛隊の捜索救難技量の向上を行う事を目的として実施されたものである。訓練が実施された場所は、スリランカ東方海域であった。参加した部隊は、海上自衛隊の第2航空隊P-3Cの1機、スリランカ空軍の航空機1機となり、捜索救難訓練などを実施した。
日本政府では、「自由で開かれたインド太平洋戦略」を掲げ、インド太平洋地域の国々との経済・防衛協力を進めている。スリランカとの間における防衛協力では、6月にスリランカ海軍の医療関係者7人に対して医療分野における能力構築支援事業を実施し、昨年の12月には護衛艦「せとぎり」をスリランカのトリンコマリー港に寄港させたうえでの親善訓練を実施していた。経済協力に関しても深化を進めており、技能実習制度による労働者の受け入れも進めている。