このページの所要時間: 約 1分27秒
日本の環境省と国土交通省は、アジアの国々や国際機関が参画する「アジア汚水管理パートナーシップ(AWaP:エイワップ)」を設立し、第一回総会を7月25日に北九州市で開催する事を発表した。
新たに設立されるAWaPは、国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の目標達成に貢献するため、アジアにおける汚水管理の意識向上を図り必要な整備規模・制度などを整理して共通の課題解決に向けた連携プロジェクトを実施していく事を目的としている。
AWaPにおける国土交通省の役割は、AWaPを主導しつつ、アジア各国との連携を深め下水道に係るニーズを新たに発掘して日本の水インフラ輸出をさらに進めていくものである。環境省の役割は、AWaPを通じてアジア各国との連携を深め、分散型生活排水処理施設である浄化槽に係るニーズを更に発掘して日本の水インフラ輸出をさらに進めていくものである。
この団体が創設される事に伴って、記念シンポジウムが開催される事となった。シンポジウムは、7月25日に北九州国際会議場で開催される。参加する国は、日本・カンボジア・インドネシア・ミャンマー・フィリピン・ベトナム、機関はWHO(世界保健機関)・UNESCAP(国際連合アジア太平洋経済社会委員会)・ADB(アジア開発銀行)・JICA(国際協力機構)・JS(日本下水道事業団)等となる。
予定している主なプログラムは、午前に第一回総会として「AWaPの行動計画・活動計画に関する議論、北九州宣言の取りまとめ」、午後にシンポジウムとして「国際機関による基調講演、参加国によるパネルディスカッション」が実施される。