日本が支援していた東南アジア災害リスク保険ファシリティが設立へ

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画像:財務省(共同声明文より)
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日本の財務省は、日本・カンボジア・ラオス・ミャンマー・シンガポールとの間において、『東南アジア災害リスク保険ファシリティ(SEADRIF:Southeast Asia Disaster Risk Insurance Facility)』の設立に合意した事を発表した。

フィリピン・マニラで「第21回ASEAN+3財務大臣・中央銀行総裁会議」が5月4日に開催された際に、カンボジア・ラオス・ミャンマー・シンガポール・日本の財務大臣による「東南アジア災害リスク保険ファシリティ設立にかかる財務大臣会議」を開催していた。この会議では、東南アジア災害リスク保険ファシリティを、参加するアセアン加盟国への自然災害リスク保険プールを含む、気候変動・自然災害リスクファイナンス・保険ソリューションを供給するための地域ファシリティとして設立することに合意した。

今回の合意では、世界銀行の技術支援のもとで、SEADRIF を共同設立し、自国が受益者となる地域自然災害リスク保険プールを 2019 年に設立し、本部をシンガポールに設立する事で合意した。また、他のASEAN+3諸国のSEADRIF への参加と、ASEAN+3域内外のドナーによるSEADRIFの設立と実施に向けた資金面での貢献を奨励した。

日本政府は、ドナーとしてSEADRIFの設立を支援してきており、今後も同様の金融協力を通じてリスクに対する経済・社会の強靭性の向上や格差の是正に貢献し、中長期的に東南アジア地域の持続的な経済成長に寄与していく方針である。

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