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河野太郎外務大臣は、日本政府が推し進める外交戦略『自由で開かれたインド太平洋』に対して、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・アブダビ皇太子とアブダッラー外相からは歓迎の意思表示があった事を、10日に実施した外務大臣臨時会見の際に明らかにした。
河野外務大臣は、中東のバーレーン・アラブ首長国連邦(UAE)へ8日から11日の日程で訪問しており、各国政府高官との間における会談などを実施していた。
アラブ首長国連邦(UAE)とは、アブダビ皇太子とアブダッラー外相等と会談を実施した。河野外相からは、日本政府が進める自由で開かれたインド太平洋を介してアジアとアフリカの連結性を向上させて地域全体の安定と繁栄を促進する外交戦略『自由で開かれたインド太平洋』の説明を行った。この説明を受けた両者からは、歓迎の意思表示が行われた。
日本政府では、南シナ海問題で強硬的な開発を進める中国政府を念頭におき、ASEAN各国に対しては『自由で開かれたインド太平洋』の説明を実施していたが、近年ではマダガスカル・バーレーン・UAEなどの国に対しても説明を実施するとともに協力を呼び掛けている。