日本とニュージーランドは地域の安全確保で合意、南シナ海を睨み

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防衛省の統合幕僚監部は、日本の河野統合幕僚長とニュージーランド国防軍司令官のキーティング中将が会談を24日に実施した事を発表した。

ニュージーランドの国防軍司令官キーティング陸軍中将は、日本の統幕長から公式訪問の要請を受けて来日していた。ニュージーランドの国防軍司令官が日本の幕僚へ訪問したのは、2000年以降で今回が5回目の事となる。

河野統合幕僚長とキーティング国防軍司令官の会談では、両者は地域の平和と安定の確保が国際社会の平和と繁栄のために不可欠であるという共通認識の元で、引き続き緊密に協力していく事で合意した。

河野統合幕僚長からは、日本とニュージーランド間における部隊交流が進んでいる事を歓迎する旨が述べられ、今後も両国間における防衛協力・交流を推進させていきたい旨が述べられた。キーティング国防軍司令官からは、ニュージーランドと日本は同じ太平洋の国として安全保障環境を共有するパートナーであるため、両国間では災害分野等における協力の可能性がある旨が述べられるとともに、今後とも部隊間交流などの両国間の防衛協力・交流を一層推進させていきたい旨が述べられた。

中国が南シナ海で関係国であるフィリピン・ベトナム・ブルネイ・マレーシア等の国から了承を得ない強硬的な開発を進めている南シナ海問題に関しては、ニュージーランドは隣国のオーストラリアと協調したうえで対応しているが、中国からの要請もあり南シナ海における航行の自由作戦を停止している。日本も中国の強硬的な開発を停止させるために、ASEAN関係国のみならずにニュージーランド等の周辺国との間における防衛協力を深化させている。

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