海上保安庁はマレーシア・インドネシア・フィリピン等に海図作成能力支援

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画像提供:海上保安庁(昨年に別府港で実施した港湾測量実習の様子)
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日本の海上保安庁は、独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力の元で、マレーシア・インドネシア・フィリピン等の技術者を対象とした海図作成能力向上のための研修を6月26日から12月15日の日程で開催する事を発表した。

この研修は、JICAが実施する研修の中で国際的な資格が取得できる唯一の研修であり、研修を修了した研修員には水路測量国際B級資格が付与される。この研修は昭和 46 年から毎年実施しているものであり、今年で 47 回目の開催となる。今までの研修は、42 ヶ国から 421 名の修了生を輩出している。修了生達は、フィリピン・タイ・マレーシアなどの水路当局で要職を務めており、国際的な協力関係の強化にも大きな役割を果たしている。

今年の研修には、ASEAN地域からはマレーシアから1人、インドネシアから4人、フィリピンから1人が参加し、ASEAN地域外からはエルサルバドルから2人、ウクライナから2人の、合計で10人が参加する。研修では「海図作成に必要な理論及び実務に関する講義(測地学、潮汐、水深測量等)」「海図作成に必要なデータ収集のための港湾測量実習(大分県別府港)」「海上保安庁測量船による洋上実習(駿河湾)」を実施する予定である。

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