日本がAIIBに参加する事は可能、中国外務省

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画像提供:中国外務省
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中国外務省は、日本政府がAIIBへの参加を望む場合には、AIIBに直接申請書を提出する事で参加する意思を示す事が可能であると発表した。

中国外務省で17日に実施された定例記者会見の際に、記者から「日本の自民党の二階博幹事長は、日本はAIIBへ参加する意向があると明らかにしたと報道されています。中国政府は、日本政府からこの件に関する連絡を受領していますか?」との旨の質問が行われた。

この質問に対して中国外務省の報道官は「AIIBは包括的な国際機関です。AIIBが定めた合意に従い、新たな会員を受け入れる事は可能です。日本が参加を望む場合には、AIIBに直接申請書を提出する事で意思表示を行う事が可能です。」との旨を述べた。

自民党の二階博幹事長と中国の習近平国家主席は16日に会談を実施し、AIIBに関する協議を実施していた。この会談後に二階博幹事長は日本もAIIB参加する事を検討すべきであるとの旨の見解を明らかにしていた。

しかしながら、日本政府は米国政府と共同で主権を握り運営しているアジア開発銀行(ADB)があるため、関係者からはADBの競合となるAIIBへ参加を行うべきではないとの声が挙がっている。また、AIIBでは融資を行う際のノウハウが不足しているために大規模な単独融資を行う事が出来ておらず、ADBもしくは他の国際金融機関との協調融資のみを行っている状況である。

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