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respond.io、AI活用型顧客会話管理の北米・欧州展開加速に向け6,250万米ドルのシリーズB資金調達を実施
- キャンバー・パートナーズ主導の6,250万米ドルのシリーズBラウンドを実施、既存投資家も参加。
- respond.ioはARR3,500万米ドル、前年同期比169%成長、利益率30%を達成。
- 新たな資金は北米および欧州への事業拡大とM&Aに充当。


マレーシア、クアラルンプール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --顧客会話管理プラットフォームを提供するrespond.ioは、キャンバー・パートナーズが主導し、エンデバー・カタリストおよび既存投資家が参加する6,250万米ドルのシリーズB資金調達を実施したと発表しました。
respond.ioの事業内容
respond.ioは、中堅BtoC企業向けに、大量の顧客チャットや通話を通じた収益拡大を支援しています。同社のサービスでは、WhatsApp、Instagram、TikTok、Messenger、LINE、Telegram、WeChat、音声通話、電子メール、ウェブチャットに加え、16以上のサービス連携を単一プラットフォームに統合し、AIエージェント、自動化機能、CRMを組み合わせて活用できます。これにより、分断されていた顧客との会話を、実際の事業規模や複雑性に対応できる測定可能な収益エンジンへと転換します。
同社は、購入、予約、契約前に消費者側から会話が始まる業界を中心に事業を展開しており、教育、ヘルスケア、自動車、小売、旅行業界などにサービスを提供しています。同プラットフォームは、世界180超の国・地域における1万社以上の企業で利用されており、四半期あたり20億件のメッセージを処理しています。顧客には、トヨタ、ブリティッシュ・エアウェイズ、ラディソン、ハーツ、デカトロンなどが含まれます。
respond.ioの年間経常収益(ARR)は3,500万米ドルで、前年同期比169%の成長率と30%の利益率を達成しています。また、ISO 27001認証を取得し、GDPRに準拠しているほか、MetaビジネスパートナーおよびTikTokマーケティングパートナーの公式パートナーでもあります。
キャンバー・パートナーズを選定した理由
今回の資金調達は、ニューヨーク市を拠点とするグロース・エクイティ投資会社キャンバー・パートナーズが主導しました。同社は、資本効率の高いソフトウェア企業に毎年少数のみ投資する方針を採っており、ファンド組成前の投資先にはDropbox、PandaDoc、Pipedriveなどがあります。キャンバー・パートナーズは、市場開拓(Go-to-Market)、データサイエンス、人材領域を含む深い事業支援を提供しており、米国拠点で欧州市場の経験を持つことから、respond.ioの地理的拡大戦略とも整合しています。
respond.ioの共同創業者兼最高経営責任者であるジェラルド・サランドラは、次のように述べています。「キャンバー・パートナーズとの対話が始まった際、それまでとは異なる感触がありました。当社は9年にわたり、多くの競合が進出しなかった市場でrespond.ioを構築し、収益性も確保してきました。キャンバー・パートナーズや他の投資家は、その価値を理解してくれました。つまり、真のプロダクト・マーケット・フィット、優れたユニットエコノミクス、そして生き延びるためではなく成長加速のために資金調達を行う事業の価値を認めてくれたのです」
キャンバー・パートナーズの創業者兼パートナーであるスコット・アーウィン氏は、次のように述べています。「respond.ioは、慎重な検討を伴う購買プロセス向けのAIネイティブな顧客会話インフラを9年間かけて構築し、それを収益性のある形で多様な市場に展開してきました。同社はAIを活用して急速な成長を実現した優れたチームを擁しています。respond.ioは、このカテゴリーにおいて世界規模のリーダーとなる位置にあると考えています」
オムニチャネル受信箱からネイティブAI基盤へ
respond.ioは、ある単純な問題を解決するために2017年にサービスを開始しました。消費者はメッセージアプリへ移行する一方で、企業は分散したチャネルごとの受信箱への対応に苦慮していたのです。創業チームは、断片化された会話を単一プラットフォームへ統合し、自動化やルーティング機能を備えたソリューションを構築しました。
その後、最先端の大規模言語モデル(LLM)が成熟するなかで、同社はこの基盤こそが自律型AIエージェントの運用に必要なインフラであり、それによって同社が支援する高関与型ビジネスの収益拡大を加速できることを認識しました。respond.ioは長年にわたり、主要メッセージングチャネル、音声通話、電子メール、CRM連携、コンプライアンス制御などの基盤を整備し、大量会話運用から得られる実務知見を蓄積してきました。これにより、実際のビジネス課題に対応するネイティブAI技術の展開が可能になりました。
同社の優位性は構造的であり、時間とともに強化されていきます。他社プラットフォームを上回る膨大な数の会話を処理することで、データの好循環が生まれます。つまり、企業が大量のメッセージングにおいて実際にどのようにAIを活用しているか、効果的なパターンや失敗しやすい例外ケースなどに関する集合知が蓄積され、AI機能の構築と改善へ継続的に反映されます。同じLLMを基盤とする新興企業や軽量型プラットフォームでは、こうした運用シグナルを取得できず、AI利用増加時に必要となる99.999%の稼働率を保証することも難しいとしています。現在、respond.ioのAIエージェントは日々数千件の見込み顧客対応を行い、リードの選別やBtoC販売の成約までを自律的に実施しています。複雑なケースでは、完全な文脈情報を付与した上で人間の担当者へ引き継ぎます。
respond.ioの迅速なイノベーションは、エコシステム内の大手パートナーからも支持を集めています。MetaおよびTikTokは、WhatsApp Business Calling API、TikTok Business Messaging、TikTok Messaging Adsの初期展開パートナーとしてrespond.ioを選定しており、メッセージングと通話の両方をエンドツーエンドで統合提供できる数少ないプラットフォームの一つとなっています。
サランドラCEOは次のように述べています。「多くの企業はいまだに顧客との会話をコストとして扱っています。しかし、現在成功している企業は、それを本来あるべき収益チャネルとして捉え、人間が不要な部分を自動化することで、人が最も価値を生み出せる領域に集中しています。当社顧客の事例では、AIエージェントが対応するリード数が600%増加し、コンバージョン率が最大84%に達したケースも確認されています」
北米および欧州市場へ本格進出
respond.ioは、モバイルメッセージングが主要な商取引チャネルとなっているアジア太平洋地域、ラテンアメリカ、欧州、中東およびアフリカでカテゴリーリーダーとしての地位を確立し、収益性も達成してきました。今回の資金調達により、TikTok、Instagram、WhatsAppを通じたソーシャルコマースが拡大する北米および欧州市場への進出を加速させます。これらの地域では、中堅BtoC企業が、respond.ioが長年支援してきたような収益に直結する顧客会話運用を本格化しつつあります。
さらにサランドラCEOは次のように述べています。「顧客会話管理市場は転換点を迎えています。北米および西欧では、顧客との会話を競争優位性として収益化する方向へと移行しています。当社はすでに、その変化が先行した市場で同様のワークフローを構築・検証済みです。当社はこれらの企業への支援方法を理解しており、今回の資金調達によって、より迅速にリーチできるようになります」
エンデバー・カタリスト会長であり、LinkedIn共同創業者でもあるリード・ホフマン氏は次のようにコメントしています。「今回のラウンドでrespond.ioに投資できることを大変うれしく思います。respond.ioは、私たちが支援を誇りに思う企業そのものです。新興市場で収益性の高いインフラを構築し、それを世界最大級の経済圏へ拡大する創業者たちです。エンデバー・カタリストファミリーの一員となっていただけることを誇りに思います」
respond.ioについて
respond.ioは、メッセージング、通話、電子メール、CRMを統合し、中堅BtoC企業が顧客との会話から収益を創出できるよう支援する顧客会話管理プラットフォームです。世界180超の国・地域において1万社以上の企業が利用し、四半期あたり20億件のメッセージを99.999%の稼働率で処理しています。ISO 27001認証を取得し、GDPRに準拠するとともに、MetaビジネスパートナーおよびTikTokマーケティングパートナーの公式パートナーです。2017年設立、本社はマレーシア・クアラルンプールに所在し、2022年には700万米ドルのシリーズA資金調達を実施しています。詳細は https://respond.io をご覧ください。
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