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北米と欧州の多国籍企業で総額95億ドルの四半期為替差損が生じたことがキリバの為替影響度報告書で判明
為替影響度は世界全体で55%の急上昇、北米の多国籍企業の差損は前四半期の3倍に増加、企業流動性が危険的状況に
サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 北米と欧州の多国籍企業1200社の外国為替エクスポージャーによる影響について詳述する総合的な四半期報告書であるキリバの為替影響度報告書(CIR)により、為替変動によるマイナスの影響が95億4000万ドルに上ったことが明らかになりました。2021年第1四半期には北米企業が欧州企業より大きな逆風を受け、外国為替関連の悪影響は58億7000万ドルに達し、前四半期比で322%の驚異的な増加となりました。一方、欧州企業は36億7000万ドルのマイナスの影響を報告しています。
キリバのチーフ・エバンジェリストのウルフガング・ケスターは、次のように述べています。「データによれば、為替の変動性が高まる兆候があったにもかかわらず、多くの企業は為替エクスポージャーを管理する準備ができていませんでした。企業がパンデミック後の事業活動の急拡大に直面する中、最高財務責任者(CFO)は為替の動きについていくことができず、企業流動性を不必要に危険にさらしました。回避可能な100億ドル近くの損失を被ったCEOたちは、バランスシート上の為替エクスポージャーを財務責任者に理解させ、利益を確保して流動性を最大化するための対策を講じ、成長を維持する必要があります。」
2021年7月のキリバ為替影響度報告書の要点は以下のとおりです。
- 2021年第1四半期に北米企業が報告した為替変動による1株当たり利益への平均的な影響度は0.03ドルで横ばいでした。これは、推奨される1株当たり利益への標準的影響度である0.01ドルの3倍に当たります。
- 2021年第1四半期の報告書のモニタリング対象となった北米の上場企業の合計為替差損は58億7000万ドルでした。
- 2021年第1四半期報告書のモニタリング対象となった欧州の上場企業の合計為替差損は36億7000万ドルでした。
- 北米企業は、最も影響の大きかった通貨が中国人民元(CNY)であると回答しました。人民元は、33%の企業が最も影響の大きい通貨として挙げ、過去2四半期に影響度が最大だったユーロ(EUR)に代わりました。
- 欧州企業が決算発表で最も影響の大きい通貨として言及したのは3四半期連続で米ドル(USD)であり、2番目はユーロ、3番目は中国人民元でした。
- 北米で為替による影響を最も大きく受けた5つの業種は、機械、貿易・流通、専門サービス、医療機器・バイオテクノロジー・製薬、化学でした(上位順)。
- 欧州で最も大きな影響を報告した5つの業種は、電子機器・部品、建設・土木、航空、バイオテクノロジー・製薬、化学でした(上位順)。
キリバ為替影響度報告書は、上場企業の外国為替エクスポージャーによる影響について詳述する総合的な報告書です。報告書の調査対象となったすべての企業は複数の通貨で事業を運営しており、収益の少なくとも15%以上が本社のある国以外の国々からもたらされています。
影響を受けた具体的な業種および多国籍企業に最も大きな影響を与えた通貨の詳細については、2021年7月のキリバ為替影響度報告書全文をダウンロードしてご覧ください。
キリバについて:
キリバは、CFO、経理担当者、関係IT担当者に力を与え、金融テクノロジー・ソリューションを最適化する方法を変革し、ERPクラウド移行のリスクを抑制し、成長と価値創造のためのダイナミックでリアルタイムの手段として流動性を活性化することを可能にしています。フォーチュン500およびEurostoxx 50企業の25%を含む世界の2000を超えるお客さまにサービスを提供するキリバの先駆的なサービスとしてのコネクティビティのプラットフォームは、経理、リスク、支払および運転資金に関する社内アプリケーションを銀行、ERP、取引プラットフォーム、市場データ・プロバイダーなどの極めて重要な外部ソースと統合します。キリバは、人工知能の活用と決済ワークフローの自動化に加えて、数千もの多国籍企業と銀行のために、成長機会の最大化、不正行為と金融リスクによる損失からの保護、運営コストの削減を実現するセキュアでスケーラブルなSaaSプラットフォームです。キリバはサンディエゴに本社を置き、ドバイ、フランクフルト、ロンドン、ミンスク、パリ、上海、シンガポール、東京、ワルシャワ、その他の主要都市にオフィスを開設しています。詳細情報については、www.kyriba.comをご覧ください。
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