RSAカンファレンス2019 APJで期待すべき5つのこと

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地域最大のサイバーセキュリティー・イベントが、シンガポール・サイバーセキュリティー・コンソーシアムと共同で、世界クラスのセミナーやプログラムを再び実施

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- サイバーセキュリティーに関する世界有数のカンファレンスおよび展示会であるRSAカンファレンスは本日、カンファレンスに追加する新たな議題を発表しました。アジア太平洋・日本地域(APJ)のサイバーセキュリティーをめぐる最新の動きを取り上げます。


データ侵害とサイバー攻撃は、現在世界が直面する最も深刻なリスクのトップ5に挙げられており、地域でサイバーセキュリティープログラムやデータ・ガバナンス・フレームワークを策定しようとする取り組みが一層進んでいます。サイバーセキュリティーの地域的フレームワークを提供するASEAN/シンガポール・サイバーセキュリティー・センター・オブ・エクセレンスから、金融分野のサイバー攻撃に対抗する香港のサイバー・レジリエンス・アセスメント・フレームワーク(C-RAF)まで、官民分野でサイバーセキュリティーが一貫して最優先課題になっています。

RSAカンファレンスのゼネラルマネジャーのリンダ・グレイ・マーティンは、次のように述べています。「RSAカンファレンス(RSAC)2019 APJは、参加者のニーズや関心に合わせて内容を厳選しました。RSAカンファレンスは、業界が成熟できるように支援しつつ、個人がサイバー世界の防御者となる心構えを持てるようにすることを目指しています。サイバーセキュリティーの根幹は、人が人を守ることであると誰もが理解できれば、世界はより良い、安全な場所になるはずです。私たちは毎年カンファレンスで最高の提供をすべく、あらゆる手を尽くしていますが、今年もその例外ではありません。」

カンファレンスの参加者は当地域の状況について新たな視点を得られる、以下のような内容を期待できます。

1. 脅威を予測して、セキュリティーを確保し、財務上の損失を回避する

今年のRSAC 2019 APJは、2つの新しいトラックを用意します。「分析・インテリジェンス・対応」では、組織がいかにして調査・分析技術を応用し、セキュリティー・インシデントを予測して、解決できるかを紹介します。「人間とプロセス・セキュリティー」では、事業リスク戦略といった管理の問題やソーシャル・エンジニアリングなど、人間が関与する課題に企業が対処する方法を取り上げるほか、セキュリティー・プログラムを首尾よく実施できるように、ゼロ・トラストやDevSecOpsを含む新しい範例を探ります。

グレイ・マーティンは、次のように語っています。「組織がデータ侵害によって被る世界的な平均コストは、2018年に1つの組織当たり400万米ドルに達しており、企業は、機密情報やデジタル・アイデンティティーに対する攻撃を予測して保護する能力を強化する必要があります。RSAC 2019 APJは、人々を啓発して、必要な議論を促進するために、『政策・政府・規制』、『世界的な展望』、『サイバー詐欺と法執行』、『クラウド、モバイル、ITのセキュリティー』など、重要テーマを取り上げた合計8トラックを用意します。」

2. 実際的なサイバー脅威のシミュレーションに参加する

現在のサイバーセキュリティー担当者が直面する重要な課題に、サイバー攻撃へのタイムリーな対応があります。そうした状況に対処すべく、RSAC 2019 APJではサイバーセキュリティーの課題を再現し、参加者がサイバーセキュリティーの防御を試験できるようにします。

例えば、参加者がサイバーセキュリティーのスキルを改善できるように、カンファレンスはSANS Core NetWarsエクスペリエンスを用意します。この実践的なサイバーセキュリティー・チャレンジは、初心者から上級者までのプロフェッショナルを対象とし、侵入テスト、フォレンジックス、防御のベストプラクティスを見極めます。

また、内務省およびシンガポール・サイバーセキュリティー・コンソーシアムと提携して初めて実施するサイバー・インベスティゲーターズ・チャレンジには、シンガポールの職業訓練専門学校(ITE)、ジュニアカレッジ(JC)、ポリテクニック、大学の学生が参加します。このチャレンジの狙いは、学生がさまざまな実際のシナリオで問題解決に取り組むことで、セキュリティーの新たな脆弱性を発見できるようにトレーニングし、ネットワーク・セキュリティーに関する知識を深められるようにすることです。

3. サイバー攻撃者の最新の手口と防御担当者が行っている適切な取り組みについて知る

RSAC 2019 APJでは、業界の専門家と官民学の著名な基調講演者が、示唆に富んだセミナーを主導し、サイバーセキュリティーの差し迫った課題に対処するための知見やアドバイスを提供します。

  • DevOpsコネクト:DevSecOps Day @ RSACは、自動化に向けた動きでセキュリティーが果たす役割を検討します。参加者は、サイバーセキュリティーに関する組織の見方を変革し、旧式の開発と導入から統合型セキュリティーへと移行させることに成功した先進的な同業者と専門家から話を聞くことができます。
  • 将来に備えるための革新:2025は、2025年の世界を垣間見る機会を提供します。このセミナーは、規制や政策で予測されている変化や、それらが事業運営に与える影響、将来の課題に入念に備える方法を探ります。
  • 金融詐欺に真っ向から取り組むサイバーセキュリティーのベストプラクティスは、サプライチェーンの脆弱性が原因で、組織や金融機関がますます巧妙なサイバー攻撃の被害を受けやすくなっている点について取り上げます。業界専門家が、損害を減らして組織と組織の顧客を守る最良の方法について、実用的なアドバイスを共有します。
  • IEEEセミナー:エシカルハッキングは、ケーススタディーとハッキング・ライブデモによって、エシカルハッキングの目的とプロセスを明らかにします。午後のセッションは、「Aftermath Reporting – The What, Why, How, Who and When」(事後報告:いつ、誰が、どのように、なぜ、何を)に焦点を当てます。これはサイバーセキュリティー侵害に対処する上で必要なツールが揃っているか評価するために考案されたセミナーで、インシデントの影響を軽減、管理する手段を探り、インシデントから学びます。

RSAC 2019 APJの講演者には、Advanced Collection at Recorded Futureのディレクターを務めるAndrei Barysevich氏、フォレスターの主任アナリストのJinan Budge氏、ウォルマート・ストアーズの世界セキュリティー担当ディレクターのDeWayne Hixson氏などが名を連ねており、サイバー問題に関する実体験を語ります。さらに、RSAC USAで人気のあったSANSインスティチュートによる基調パネル討論「最も危険な新しい攻撃手法上位5件と対抗手段」を行います。

4. 業界が直面する課題を通じて、個人およびプロフェッショナルとしての目標を定める

さらに参加者は、Birds of a Featherセッションで、同業者から学ぶことができます。講演者が少人数グループの論議を主導して、ブレーンストーミングと協業を促進する場です。またカンファレンス独自のイベントに、講演者と参加者が最初に発表されたテーマを掘り下げる「エキスパートに質問する」ラウンドテーブルや、参加者がスキル構築ドリルやグループ討論などの没入型体験ができる学習ラボがあります。

5. APJで急成長するサイバーセキュリティーの新興企業エコシステムを対象とした新しい革新プログラムを目の当たりにする

またRSAC 2019 APJは、新しい革新プログラムを発表しました。本プログラムは、サイバーセキュリティー分野の初期段階や成長段階の新興企業が、試験運用の段階から概念実証および規模拡大へと進めるように支援するものです。RSACローンチ・パッドRSACアーリー・ステージ展示会は、新進起業家のために特別にプログラムを厳選しました。これらのプログラムは、キャリアのあらゆる段階にある起業家を対象とし、カンファレンス参加者は、サイバーセキュリティー分野を変える可能性がある新しい企業やソリューションを垣間見ることができます。

RSAカンファレンス2019 APJの詳細:

RSAカンファレンスについて:

セキュリティーがテーマの世界的な一流イベントとオンデマンドプログラムのRSAカンファレンスは、世界のリーダーが集まり、前進し、新たなリーダーが登場する場となっています。RSAカンファレンスは、米国、EMEA地域、アジア太平洋地域、オンラインのいずれのイベントも、セキュリティー業界が参集して現在および未来の課題について話し合う場です。来場者は、個人と企業が成功・成長し、ベストを尽くす上で役立つ人々、コンテンツ、アイデアと出会うことができます。サイバーセキュリティー業界のすべての関係者が集い、サイバーセキュリティー業界に属する“私たち”が共同で、世界中のサイバー脅威に立ち向うための力を得ることができる場所です。RSAカンファレンスは、最新技術と実践的な教育機会の究極のマーケットプレイスであり、業界のプロフェッショナルが自社のセキュリティーを向上させる方法を発見できるように支援しつつ、現代のセキュリティー分野で最も進取果敢な影響力のある、示唆に富んだ思想家やリーダーを紹介しています。イベントに関する情報、オンライン・プログラム、サイバーセキュリティー業界に関する最新のニュースについては、www.rsaconference.comをご覧ください。

RSA Conferenceのロゴ、RSA、Dell、EMC、Dell EMCおよびその他の商標は、Dell Inc.またはその子会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。

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Media Contact:
Amanda Sng / Cheryl Ng
Edelman Singapore
RSACAPJ@edelman.com
+65 6494 1579 / +65 6347 2326

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