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ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、ベトナムの2016年経済成長率(GDP)目標の6.7%を達成するために政府は全力を尽くしていくと発表した。
ベトナム政府では2016年の経済成長率(GDP)の目標を6.7%に設定していた。しかしながら、国内の一部産業(鉱山など)における成長低迷が全体の成長率を押し下げており、繊維産業においても期待されていたほどの成長がみられなかった。また、一部地域においても深刻な干ばつ被害が発生していたため、目標を達成する事は難しいとみられていた。海外の金融機関は、ベトナムの2016年GDP成長率は6.3前後になるとの予測していた。国民からも、目標を達成するためには政府が主体となった経済対策を実施するべきとの声も挙がっていた。
そのためグエン・スアン・フック首相は国民に向けて、6.7%の目標を達成するために政府と国民は一体となって努力しようと呼び掛けた。首相は、政府が主体となりインフレを抑制し、海外の投資受入による経済成長と経済安定を図り、物価の安定を図るという目標を述べた。また、自国産業の育成のためにも自国製の製品を使用しようと呼び掛けた。