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ベトナム政府は、2016年の第一四半期にベトナムの首都ハノイへ訪問した外国人観光客が、昨年同時期と比較して25%増となったことを発表した。
ベトナム政府の発表によると、2016年の1月から3月の間にベトナムの首都ハノイへ訪問した外国人観光客は560万人となり、昨年の同時期と比較した場合には25%の増加となった。外国人観光客の増加は観光産業全体の売上増加にも繋がっており、ハノイ市の観光関連産業全体での売り上げが約16兆ドン(約7.5億ドル)程度となっている。
ハノイ観光局の分析では、今回の外国人観光客の増加は、観光サービスの質が向上し、多種多様な製品が存在しているためではと分析している。ベトナムの観光スポットは、大きく分けると北部のハノイ、中部のフエ、南部のホーチミンと三か所に分かれている。この三か所は、それぞれ異なる王朝などが存在していた等の理由により、それぞれに異なる観光資源が存在している。そのため一か所に訪問した人が、次は他の場所の観光に行こうという風潮が発生しており、リピーターが発生しやすくなる土壌が出来ていたために、今回の観光客の増加にも繋がったとみられている。
なお、最大商都のホーチミン市への外国人観光客の訪問も増加しており、昨年同時期と比較して12%増となっている。