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日本政府が100%出資している国際金融に特化した政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、物流・旅客事業を中心に幅広く事業展開する両備ホールディングス(両備HD)のベトナム進出を支援するために、必要となる資金の一部を融資したことを発表した。
両備HDは、岡山県に本社を置き岡山県を中心として物流・旅客などの事業を中心として幅広く事業展開する企業である。両備HDでは、経済成長を続けるベトナムにおいて、2015年2月に「Ryobi (Vietnam) Distribution Service Company Limited」を設立し、ベトナム現地で冷凍・冷蔵倉庫の運営事業の市場シェアを獲得することなどを目的として、日本食などの生鮮食料品等の流通・拡販に欠かせない高品質なコールドチェーンを提供している。
JBICでは、この両備HDの海外展開の動きは、日本産業における国際競争力の向上に貢献し、さらに日本食の普及による日本文化の普及に役立つものと判断したことにより、ホーチミン市内の工業団地で行う冷凍・冷蔵倉庫の運営事業に必要な資金を融資することを決定した。なお、今回の融資は株式会社三井住友銀行との協調融資により実施され、協調融資総額は約13,000千米ドル相当となる。